【犬の熱中症】真夏も安全に愛犬と過ごすヒント7個【原因・対策】

犬について知ろう

熱中症の原因・対策を事前に把握して、愛犬と楽しく安全に夏を乗り切るための方法をこの記事ではご紹介しています。

熱中症の対策方法はいくつかありますが、今まさに熱中症かも……?!と言う場合は、応急処置をしつつ、かかりつけの病院へ連絡して向かいましょう。

熱中症にかかってしまったら、速やかに応急処置をして進行を食い止めることが大事です。

まずは風通しの良い涼しい場所へ移動させ、ワンちゃんの身体を冷やしましょう。

病院へ連れて行く間にも、症状が進行してしまう場合があります。熱中症には、まずは応急処置をすることがとても重要なんです。

でも、万が一の状態になる前に「熱中症の基礎知識と対策方法」をわかっていれば、愛犬を危険から事前に守れる可能性が高くなりますよね。

ワンちゃんの熱中症・こんな疑問がありませんか?

・犬の熱中症ってどんな症状が出るの?
・どんなワンちゃんが熱中症にかかりやすいの?
・室内犬or屋外犬が夏場気をつけることは?
・温度と湿度って具体的に何度を目安にするの?
・日頃の熱中症対策ってどんなことができるの?

健康な若いワンちゃんでも、熱中症で命を落としてしまう危険はあります。また、冬場に室内で熱中症になってしまう場合もあるんですよ。

「あれ?様子がおかしいな?」と思ったらすぐに応急処置ができるように、熱中症のサインも含めて対策をしっかり確認しておきましょう!

この記事が、愛犬を大切に想う飼い主さんのお役に立てることを願っています。

熱中症の基礎知識

まずは熱中症の基礎知識として、次の3つの項目について解説していきます。
①熱中症とは・ワンちゃんのこんなサインに要注意
②パンティング(開口呼吸)・ワンちゃんの体温調節について
③熱中症にかかりやすいワンちゃんについて

  

①熱中症とは・愛犬のこんなサインに要注意

熱中症

体温が急激に上がることにより、身体の様々な機能に異常が起こる。

症状が進行すると、死に至る場合もある。

熱中症のサインの可能性がある状態

・ハァハァと速い呼吸を繰り返している
・よだれが大量に出ている
・ふらつきがあったりぼーっとしている、ぐったりしている

熱中症にかかってしまったらすぐに処置をすることが大切です。

今まさに異常が出ている場合は、すぐに風通しの良い涼しい日陰へ移動させてください。そして、身体を冷やすなどの応急処置を行いましょう。

症状が進行すると、痙攣やチアノーゼが起きたり、意識を失ってしまう場合もあります。

熱中症の症状があれば、応急処置を進めながらかかりつけの病院へ電話で相談してみてください。そして、動物病院からの指示に従って落ち着いて行動しましょう。

車で病院へ連れて行く場合は、車内を適度に涼しくしてからワンちゃんを乗せてくださいね。

まとめると、「身体を涼しくしてあげつつ、お医者さんに相談。応急処置を続けながら病院へ!」ですよ。

  

②パンティング(開口呼吸)・ワンちゃんの体温調節について

パンティング(開口呼吸)とは

ハッハッと口を大きく開けて呼吸し、体温を下げようとする行動。

愛犬がパンティングをしてたら暑がっているサインの場合が多いですよ。決してこの行動自体が病気なわけではありません。

ただ、「パンティングがおさまらない」「普段のパンティングと違う」など、異変を感じたらすぐに風通しの良い涼しい場所へ移動させましょう。

パンティングしやすい場面とは?

・気温が高いとき
・湿度が高いとき
・気温も湿度も高いとき
・運動したとき
・興奮しているとき
・ストレスを感じているとき
・普段と違う環境にいるとき

体温が下がったり、興奮していたのが落ち着けばパンティングもおさまることがほとんどです。

あれ?パンティングしながらふらついている!」など、いつもと違う様子があれば熱中症を疑って、すぐに風通しの良い涼しい場所へと移動させてください。

※気管支炎や感染症など、熱中症以外の病気でもパンティングが増える場合があります。

そもそも、このパンティングは呼吸と口の中の湿り気を利用して体温を下げるための行動です。でも、湿度が高いと、このパンティングでの体温調節の効果が出づらくなります。

だから、ワンちゃんの熱中症対策では温度と湿度のどちらも大事になってくるんですよ。

また、犬は足裏などから汗をかきますが、人間のように身体中から大量に汗をかいて体温を下げることができません。

ワンちゃんの体温調節を手助けするのも飼い主さんの大切な役割です。愛犬が心地よさそうにゆったりできる、快適な環境に調整してあげてくださいね。

  

③熱中症にかかりやすいワンちゃんについて

ワンちゃんの犬種や持病・特徴によっては、より熱中症に気をつけたい場合があります。

より熱中症に気をつけておきたい場合

・短頭犬
・足の短い犬種
・寒い地域で生まれた犬種
・持病や肥満がある
・若いor年を取っている

短頭犬はその身体の構造的に、熱中症にかかりやすいと言われています。熱がこもってしまわないように、夏場は特に温度・湿度に注意して調整してあげましょう。

短頭犬

パグ、ブルドック、ボストン・テリア、ペキニーズ、シーズー、ボクサー、チベタン・スパニエル、チャウチャウ、狆(チン)、ブリュッセル・グリフォン、キャバリア・キングチャールズ・スパニエル etc…

ダックスフンドやコーギーなど、身体が地面に近い足の短い犬も熱中症に気をつけた方が良いでしょう。

また、シベリアンハスキーやチャウチャウなど、寒い地域で生まれた犬種も暑さ対策・熱中症対策をしっかりとしたほうが安心ですよ。

持病(特に心臓や呼吸器系の病気)があったり、太っているワンちゃんも熱中症に注意が必要です。

体温の調節機能が十分ではない「若いワンちゃん」「年を取ったワンちゃん」も、夏場は特に熱中症対策をしっかり行いましょう。

ただ、健康な若いワンちゃんでも熱中症で命を落としてしまうことはあります。

愛犬を守れるのは飼い主さんだけなので、万全の対策で真夏を安全に乗り切りましょうね!

熱中症対策7個・便利グッズもご紹介

ここでは、熱中症予防のためにできることをご紹介しています。ちょっとした工夫の仕方から熱中症対策の便利グッズまで、自分でできる7個の対策方法を見ていきましょう!

散歩の時間は早朝か夕方以降に

真夏の昼間、路面の温度は非常に高くなります。熱中症や足裏を火傷する恐れもあるので、お散歩は涼しい時間帯にしてくださいね。

日差しが少なそうに見えるくもりの日でも、夏の間は日中のお散歩は避けた方が良いですよ。

室内飼育ではエアコンをフル活用!除湿にも注意

ワンちゃんが室内で過ごすなら、部屋の湿度も十分に気にかけてください。湿度が高すぎると熱中症になってしまう危険も高くなりますよ。

温度・湿度の調整方法

・窓を少し開けて風通しをよくしておく
・遮光カーテンで直射日光を遮る
・除湿機を使う(湿度50%を目安)
・エアコンを使う(室温25〜26°Cを目安)

エアコンの除湿・弱冷房の機能を活用すると、目安の温度・湿度を維持しやすいですよ。

エアコンの電気代を抑えるには、自動運転を使ったり、1時間程度の外出ならつけっぱなしにしてON・OFFの回数を減らしたほうが良いとされています。

室内で愛犬と暮らしている飼い主さん達は、夏場は冷房をつけっぱなしにしている人も多いですよね。

夏の間は愛犬を守るためにもエアコン等をうまく使ってみてください!

屋外飼育なら涼しい日陰が必要

家の外で過ごしているワンちゃんには、風通しの良い涼しい日陰と新鮮なお水を用意してあげましょう。

お水も直射日光の当たらない日陰に置いてくださいね。

車でのお留守番は短時間でもやめよう

夏場は短時間でも、愛犬を車内に残していってはいけませんよ!エアコンを切った車内は想像以上に早く高温になってしまう場合があります。

また、普段の外出や病院へ連れて行くときにも、車内を涼しくしてから愛犬を乗せるようにしてくださいね。

ドッグランなどへ行く時は飲み物を持参しよう

ドッグランや公園で思いっきり遊ばせていると、普段より興奮して体温も上がりやすくなると言われています。

夏場のお出かけでは、こまめに水分補給をさせてあげてくださいね。飲み物を自分で準備していくと衛生的でより安心です。

フードをふやかして水分も同時補給

普段の食事として与えているドライフードを、少しお水でふやかして食べさせると水分も一緒に取ることができます。

暑い日が続くと、夏バテで食欲が落ちてしまうワンちゃんもいます。飲み水に氷を入れてあげたり、冷やしたコングを使ってみるのもオススメですよ。

熱中症対策の人気グッズ

接触冷感のシートやブランケットは、電気代もかからないのでお手軽ですよね。保冷剤入りタイプの場合は、噛み癖があるワンちゃんだと注意が必要ですよ。

暑い時期のお散歩も、できるだけ快適に楽しませてあげたいですよね。ひんやり冷たい、冷感素材の服は熱中症対策になりますよ。

お散歩や外出時でも手軽に水分が取れる、携帯用給水器を準備しておくのもオススメです。水分が極端に不足しないように、夏場は特にこまめな水分補給を心がけてくださいね。

熱中症のサインと応急処置

ワンちゃんが熱中症になると、様々なサインが現れます。「いつもと違う!」と感じたら、すぐに涼しいところへ移動させましょう。

熱中症の場合は素早く応急処置を行うことが大事です。もしもの場合は、応急処置を進めながらかかりつけの病院へ電話で相談してくださいね。

初期症状:サインを見逃さず、素早く応急処置

・呼吸が速い(口を大きく開けてハッハッと呼吸している、苦しそうに呼吸している)
・よだれが大量に出ている
・ふらついたり、ぐったりしている

こういった様子が見られたら、すぐに愛犬を涼しい日陰へ移動させてください。

お水を与えて、飲めるようなら水分を補給させます。風通しの良い場所や扇風機で送風し、体温が下がるようにしてください。

症状が進行すると……

・チアノーゼ(歯茎や舌の色が紫色になる)
・嘔吐や下痢をする
・尿の色がオレンジや赤色になる
・痙攣
・意識がない

病院では症状に応じて点滴や投薬が行われますが、熱中症の場合はすみやかに応急処置を行って身体を涼しくしてあげることが大切です。

病院へ向かう際には、ワンちゃんを涼しくさせてあげつつ、落ち着いて行動しましょう。

「あれ?様子がおかしい……かな?」と少しでも感じたら、涼しい場所で休ませながらかかりつけの病院に相談してみると良いですよ。

熱中症への応急処置方法

・直射日光の当たらない風通しの良い場所へ移動させる(扇風機やうちわなどで送風する)
・タオルを水で濡らして軽く絞り、身体にかける
・水が飲めるようなら飲ませる

熱中症かも?と気になったら、まずはこの3つの処置をしつつ、かかりつけの病院へ電話し相談してみてくださいね。

まとめ

愛犬と楽しく安全に夏を乗り切るためにも、暑くなってきたら早めに熱中症対策を行いたいですよね。

手軽に取り組める熱中症対策としては、次の3つがオススメです。

・早朝や夕方以降の、涼しい時間帯にお散歩をする
・冷房や除湿機で「室温25〜26°C、湿度50%」を目安に調整する
・常に新鮮なお水が飲めるようにしてあげる

また、もしも次のようなサインがあれば、すぐに涼しい場所へ移動させて身体を冷ましてください。

・口を開けてハァハァと速い呼吸をしている
・よだれが大量に出ている
・ふらついていたり、ぐったりとしている

熱中症への応急処置は、次の3つを参考にしてください。

・風通しの良い涼しい場所へ移動させる
・水が飲めるようなら飲んでもらう
・水で湿らせたタオルをかける

熱中症が疑われるときは、すぐに応急処置をしながらかかりつけの病院へ電話で相談してみましょう。

この記事を監修したドックトレーナー

堀井 美里(Horii Misato)

【経歴・取得資格】
Animal Plaza DOG TRAINERS COLLEGE 卒業
日本ドッグトレーナー協会A級ライセンス
愛玩動物飼養管理士2級

2019年4月1日より、埼玉県草加市に犬のしつけ教室「けんけんぱ」を開業。 

しつけトレーニングは難しいものではなく、とてもシンプルで愛犬と一緒に楽しく行うものです。


飼い主様と愛犬が楽しみながら少しずつステップアップするためのサポートをしています!

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